まりあの試験日記 |
19年度第1回の試験の結果が届いたのは9月2日のこと。 第2回は それを見てすぐの出願でした。 不合格は数学 のみだったので 今回は1科目受験。 8科目受験を考えれば 随分と楽な受験のはずですが なんせ難敵「数学」とあって 気分は憂鬱と言うのが正直な気持ちでした。 とにかく出願だけはしなければ どうにもならんと 手続きを早々に取ったのは 受験料を支払えば いやでも受験しなければならないから。 本心を言うと 7科目合格だけで自分の中では満足してしまって…。 「もうええやん」「やめたい」なんて気持ちがあったのも確かです。 |
中学の数学では一番の苦手が√でした。 定期テストでこの問が出れば まず解くことはしませんでした。 その問は飛ばして 他の問に時間をかけたものです。 私の当時のBFは学年でも上位の子で そのBFに習うも 全然理解できなかったのが√。 それぐらい大嫌いでした。 それでも今回は「嫌いだ」と言っていられず 出願してからはチビチビと勉強してたものの 苦手な所は避けて通りたくって ダラダラと1ヶ月を過ごしてしまいました。 試験1ヶ月前になり(ようやく)お尻に火がつき始め、もう一度中学の問題集を解く毎日。 苦手な部分に数字の嵐、イライラすることも多くなっていた私。 「お前 満点取りにいくんか?合格すればいいんやろ。50点取りに行くつもりでやればいいやん」 こうパパさんに言われて 目からウロコ…そう言う考え方もあるのね…と。 これで少し気が楽になりました。 そして前回の数学の試験問題を何度も解き直し チャート式参考書が常にテーブルの上にある状態。 解の公式もどうにか覚え sin,cos,tanも理解し活用もできて(と言ってもチビットだけど…) 少しは自信がついたかな…って感じでした。 が、高認の試験前に体調を崩し 当日は午前中に海斗の学校で参観と音楽発表を聴き(もう寒気との戦いだったわ) 午後から最悪の体調のなか 試験会場へ。 途中 地下鉄で私と同じように数学の参考書をひらく男性の姿 (決して若くないんだ この男性も)。 もしかしてこの人も…?と思っていたらやっぱりでした。 |
11月17日 今回も第1回同様に某大学内、2日間の日程 (受験者数は1200名程)で行われましたが 私は数学のみなので1日目の15時20分からでした。 とにかく気分が悪く 早く帰りたい… そんな中での試験でした。 それでも前回よりかは自信を持って解ける問も多かったのですが 試験時間内ギリギリで解き終わったって感じでした。 画像は年齢別合格者の円グラフ。 (第一高等学院さまからお借りしました) やはり若い子は合格確率も高いわ。 私の年代はと言うと…(悲) |
帰宅してから自己採点できるように自分の答えは全て残していました。 問題と私の答えを見たパパさんに「これ受かってるよ」と言ってもらえてホッとしたのですが 「まだわからんさ」と素直でない私…。 ネットで解答速報もすぐには見る気にならず…。(もしダメだったら…って思うと怖くて。) もんもんとして1週間を過ごしましたわ。 ようやくネットをみて自己採点し「やれやれ…」と思うも 合格ラインを文部科学省は発表してないので 結果が来るまでは安心できませんでしたが…。 12月15日 書留で届いたその封筒。 中には「合格証書」が。 ようやく終わったとホント嬉しかった…。 「良かったな〜、普通は3年かかるのに たった1年で取れたやん」 とパパさんは言うけど 私はそうは思わない。 確かに高認を受けようと勉強仕始めてから1年だったけど 通常は3年で卒業、でも私この証書もらうまでに高校入学してから何年かかったっけ? 1年の2学期、それも早い時期で中退してから 随分と時間が流れたわ。 たった1枚のこの証書をもらうまで何年もかかり ひどく遠回りした気がするわ。 長かった、ここまで…。 ようやく卒業できた気がする…。 |
私には弟が2人いますが 10歳違いの弟が高校進学を悩んでいたころ 「あんた高校は出とき。あとで後悔するから」と進学を勧めたのは私です。 自分が中退でしんどい思いをしたので弟には…と思っていました。 大人になった弟から 「姉ちゃんが言ってくれなかったら高校進学してなかったと思う」と言われたことがありました。 今 弟は家庭を持ち子供も1人いて そして大きな企業で働いています。 あのとき中卒で就職させなくて良かったと思ってます。 |
さて 私の今後ですが 今5年生の海斗の中学受験が終わり 無事に中学に入学すれば 自分も学校に通いたいと思っています。 パパさんが私に行って欲しい学校もあるのですが 私は正直言うと別の学校にも行きたい気が…ある。 「医学部でも行って医者になって 俺を楽にしてくれ〜。そしたら俺 毎日ゴルフ行くわ」と 冗談でのたまう野郎がいますが そこまではもう勉強できんわ(笑) あと1年、時間の余裕があるので ゆっくり考えたいと思います。 しかし この年齢で学生になるのかね〜? 考えただけでも恐ろしいわ…。 |
私という人間は不器用で素直でないと思う。 振り返れば こんな風にいつも遠回りばかりしてきた人生だったような…。 以前 娘に「母は遠回りして来たから あなたにはできるだけ近道をさせたい」と言ったことがある。 娘が生きていたら こんな母になんて言ってくれるだろう。 |